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公開日:
2023/10/27
最終更新日:
2025/10/8
保存版!スクラム開発とは?特徴や開発の流れからメリットデメリットまで詳しく解説


STANDS編集部
日々の業務で活用いただける実践的なフレームワークや、知っておきたいSaaSのトレンドワード・キーワードの解説、CS業務改善のためのヒントなどをお届けいたします。
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スクラム開発は、システム開発手法の一つです。少人数のチームを編成し、各メンバーが役割を持ち、開発サイクルを繰り返してプロダクトを完成させることが特徴です。
スクラム開発について、どのような開発手法なのかよくわからないという方も多いでしょう。この記事では、スクラム開発の概要や特徴、流れについて解説します。
開発手法は多数ありますので、それぞれの手法の特徴を理解しておくことは重要です。システム開発に関わる場合は、ぜひご参考いただければと思います。
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スクラム開発は、アジャイル開発の一種です。
アジャイル開発では、システムを機能ごとに計画・開発・リリースする工程を繰り返して開発を進めます。従来からの主流な手法であるウォーターフォール開発と比較すると、開発時の柔軟性の高さと開発スピードの早さが特徴です。
そしてスクラム開発は、アジャイル開発の手法に加え、少人数のチームに分かれて短期間の開発サイクルをくり返すことが特徴です。チームとして必要なことを洗い出し、チームメンバーにタスクを振り分けます。メンバーそれぞれが役割を持つため、さまざまな作業を同時に進められ、反復と継続的な改善に集中できます。
メンバーそれぞれの作業が、相互に他のメンバーを支える形になることも特徴です。そのことから、ラグビーのスクラムという名称で呼ばれているのです。そのため、チームワークやコミュニケーションが重要になります。
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『アジャイル開発とは?特徴とメリットから適したプロジェクトまで解説』
スクラム開発におけるチームメンバーは、5つの価値基準にしたがって行動することを求められます。価値基準は、スクラム開発における作業・行動・振る舞いの基本的な方向性を示します。
5つの価値基準とは、確約、集中、公開、尊敬、勇気と言われています。
スクラム開発を提唱したKen Schwaber氏とJeff Sutherland氏による解説書である「スクラムガイド」(2020年版)では、以下のように説明されています。
確約:「スクラムチームは、ゴールを達成し、お互いにサポートすることを確約する」
集中:「スクラムチームは、ゴールに向けて可能な限り進捗できるように、スプリントの作業に集中する」
公開:「スクラムチームとステークホルダーは、作業や課題を公開する」
尊敬:「スクラムチームのメンバーは、お互いに能⼒のある独⽴した個⼈として尊敬し、⼀緒に働く⼈たちからも同じように尊敬される」
勇気:「スクラムチームのメンバーは、正しいことをする勇気や困難な問題に取り組む勇気を持つ」
(参考文献:「スクラムガイド」 https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf )
この価値基準を共有し実践することで、スクラム開発の特徴が最大限活かされ、開発するプロダクトの品質を高められるのです。
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スクラム開発は3〜10人程度のチームで行われます。そして、チームのメンバーはそれぞれが役割を担い、開発を進めるのです。
プロジェクトの規模によって、チームの人数や役割、必要とされる人材も異なります。ここでは、スクラム開発の代表的な役割と、必要な人材を解説します。
プロダクトオーナーは名称の通り、開発するプロダクトの責任者としての役割を担います。ただし、開発するシステムの発注元や、完成したシステムを受け取り所有者となる人ではありません。プロジェクトの進行に関する決定権を持った役割を、実質的なオーナーとした呼び方です。
プロダクトオーナーはシステム開発の計画を策定し、作業の優先順位を決める際の決定権を持ちます。生み出されるプロダクトの価値を最大化する責任を負い、最終的な判断を下す役割です。プロジェクトを管理する能力や、マーケットやニーズに関する知識をもつ人材が必要です。
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スクラムマスターはプロダクトオーナーをサポートし、開発の現場の指揮を取る役割を担います。メンバーをまとめ、進捗を管理するのです。チーム内のトラブルや、作業の障害となる要因を解消し、開発に集中できる環境を整えます。
一般的なプロジェクトにおける、プロジェクトマネージャーのような立場とも言えます。
スクラムマスターには、プロジェクトの進行スピードを確認し、生産性や品質の低下がないよう管理できる人材が必要です。
また、開発メンバー間の調整を行うコミュニケーション能力や、アイデアを開発過程やプロダクトに落とし込む能力も求められます。
開発メンバーは、実際のシステム開発を担う役割です。スクラムマスターやプロダクトオーナーの指示にしたがい、開発を進めます。システムエンジニアやデザイナーなど、開発するシステムに合ったスキルを持った人材が、必要な人数だけ選抜され集められます。
開発メンバーには、もちろんエンジニアとしてのスキルが求められます。ただし、それだけではなく、ステークホルダーからの要望を聞き、まとめ、開発に反映させる能力も必要です。
また、スクラム開発ではチームとしてまとまって開発を進めます。そのため開発メンバーも、コーディングだけでなく、設計・テスト・運用などの一通りの知識を持つことが理想とされます。チームメンバー全員が、それぞれの領域の業務をこなせるようになることを目指すのです。
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スクラム開発では、短いサイクルで計画・開発・リリースを繰り返すことが基本となります。ここでは、スクラム開発に特有の手順と用語を紹介します。
バックログとは、システムの機能や改善点など、開発対象となる項目に優先順位をつけたリストです。スクラム開発では、このバックログにしたがってチームが開発を進めます。
ただし、固定されたものではありません。定期的に整理され、項目の追加、優先順位の入れ替えなどが行われます。
優先順位を最終的に決定するのはプロダクトオーナーです。プロジェクト全体を把握し、外部環境も含めて優先順位を判断します。もちろん、スクラムマスターや開発メンバーの意見が反映されることもあります。
また、バックログはチームメンバーだけでなく、ステークホルダーなどのプロジェクトに関わる人たち全員が参照可能です。
スプリントプランニングは、バックログをもとにして策定する、実際の作業計画です。バックログのリストにある開発すべき機能や要望から、次に開発するものを選んでスケジュールに落とし込む工程です。
まず、そのスプリントの期間を定めます。一般的には2週間に設定されることが多くなっています。最長では1ヶ月ほどです。そして、スプリント期間内に開発する内容や、目指す進捗を明確にします。次回のスプリントでは、いつまでに、何の開発を、どこまで進めるか、といったことを決めるのです。
スプリントの期間と開発内容が決まったら、開発メンバーそれぞれに担当する項目を割り当てます。その分担にしたがい、メンバーそれぞれが実作業を行うのです。
それぞれの作業は完了の定義も定められているので、開発メンバーはその定義を満たすところまで進行させることとなります。また、製作物はインクリメントと呼ばれます。
スプリント・バックログは、スプリント内で開発メンバーが行う作業を可視化したものです。何を開発するのか、このスプリントのゴールは何か、ゴールを達成するための計画などの項目で構成されています。
実際の開発作業に落とし込むために、スプリント・バックログの項目は、1日以内の作業量に分解されます。この作業項目を消化していく形で、開発メンバーが開発を進めるのです。また、進捗を確認するため、スプリント・バックログは、スプリント期間中は常に更新されます。
デイリースクラムは、毎日行われるミーティングのことを指します。一般的に毎日同時刻に開かれ、長くても15分程度の短いミーティングです。始業時に行われることが多いので「朝会」とされることもあります。
メンバー全員でスプリントのゴールを達成するために、チームメンバーの進捗を共有することが目的です。メンバー同士でコミュニケーションを取ることで、全体の進行をスムーズにします。また、メンバーの誰かに予想外の障害があれば、それを解消するための調整を行う場にもなります。
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スプリントレビューは、スプリント期間の最後に行うミーティングです。そのスプリントで実装した機能のデモを行い、レビューをするのが一般的なので、スプリントレビューと呼ばれます。
スプリントレビューには、スクラム開発のチームメンバーだけでなく、顧客や主要なステークホルダーなどの関係者も出席します。スプリントの成果を説明し、実装した機能の動作を確認します。成果物がバックログで定義された基準を満たしているかを評価するためです。
また、顧客やステークホルダーなどと今後の計画を見直し、システム開発の方向性を決める場でもあります。
なお、スクラム開発チームだけでスプリントを振り返る会議は、スプリントレトロスペクティブと呼ばれます。開発した機能の評価だけでなく、チームでのスプリントのプロセスを確認し、今後の改善ポイントを策定します。
プロダクトゴールは、スクラム開発での到達目標です。プロダクトバックログに記載され、常に意識されます。
システム開発のプロジェクトにおいては、プロダクトはシステムです。そのため、システムの完成をゴールと設定することがあります。
ただし、システムの完成をプロダクトゴールにするとは限りません。システム開発が完了し、実際に運用を開始した後が含まれることもあるのです。改善を繰り返して完成度を高めることがゴールとなる場合や、安定した運用という継続的に目指される状態がゴールとなる場合もあります。
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スクラム開発はシステム開発手法の一つです。他のすべての手法と同じく、万能なものではありません。採用を検討する際には、メリットとデメリットを理解し、自社の関わるプロジェクトやチーム構成との相性を考慮する必要があります。
そのために、ここではスクラム開発のメリットとデメリットを解説します。
スクラム開発の主なメリットは、仕様変更に柔軟に対応できること、顧客満足度が向上すること、進捗管理がしやすいこと、生産性を改善させられることです。
スクラム開発はアジャイル開発の一種なので、機能単位で開発を進行し、短期間で改善サイクルを回すという特徴を引き継いでいます。開発と修正を繰り返すので、仕様変更があっても柔軟に対応できるのです。
また、スプリントごとに顧客と共に開発成果の評価を行うため、コミュニケーションが取りやすくなります。それに加え、顧客の要望に柔軟に対応しやすいので、結果としてプロダクトが顧客の望む形に近づきます。これらによって顧客満足度が向上するのです。
スクラム開発では短いスプリントごとに開発計画を見積もるため、工数の計算が正確です。また、デイリースクラムやスプリント・バックログによって、常に状況や現在位置、到達すべきゴールを把握できます。そのため、進捗管理がしやすいのです。
その過程でチームワークが醸成されます。短期間で目標を達成するために、チームとしてもメンバー個人としても常に生産性を意識します。そのため、決められた期間で最大限の成果を得られる体制が整うのです。
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スクラム開発の主なデメリットは、スコープクリープ(プロジェクトの肥大化)の可能性があること、チームワークが不可欠であること、メンバーが離脱すると影響が大きいことです。
スクラム開発では、仕様変更が比較的簡単にできます。また、スプリントごとに顧客とのレビューの場を設けるので、新たな要望を受けることもあります。それを繰り返すうちに、開発工程が長引いてしまうことがあるのです。これをスコープクリープ(プロジェクトの肥大化)と言います。
また、スコープクリープが発生すると、チームのメンバーが開発スケジュールの全体像を把握しにくくなってしまいます。大規模なプロジェクトでは、チーム単位で開発する機能が割り当てられるので、担当する機能の開発が肥大化すると、その部分しか見えなくなってしまうのです。
スクラム開発の価値基準では、チームメンバーは団結し信頼し合うことが必須とされています。もしチームワークが浸透しなければ、スクラム開発は上手くいきません。
そのため、チームのメンバーは開発スキルを持っているだけでなく、コミュニケーションを苦手としない人材が必要です。スキルが足りないと作業の分担に支障が出ます。また、コミュニケーションが足りないと、デイリースクラムが機能しません。このデメリットの発生を防ぐためには、チーム編成を慎重に行う必要があります。
また、チームワークが大切なので、プロジェクトの途中でチームメンバーが抜けると大きな影響が出てしまいます。チーム内での役割分担や意思疎通のバランスが崩れてしまうためです。
▼顧客価値最大化を実現する「PMとCSの連携」とは?

短期間で計画・開発・レビューを繰り返すスクラム開発が適しているのは、常に更新し続ける必要があるシステムです。
例えば、モバイルでの利用を前提としたWEBサービスが挙げられます。モバイル環境は変化が激しく、新しい規格やデバイスが登場するたびに対応する必要があるためです。スクラム開発なら、サービスを運用しながら機能単位での修正が可能です。
また、素早く開発してサービスを開始したいシステムにも向いています。
例えば、ベンチャー企業が開発・提供するサービスがあります。資金的な余裕がないため、素早く開発しサービスを始めることが必要です。また、ターゲットやニーズも明確ではないことが多いので、最小限の構成でサービスを開始した後に、運用しながら改善していくことが一般的です。
そのため、最大限効率を上げて開発し、機能ごとにリリース・改善できるスクラム開発が適しています。
スクラム開発は、アジャイル開発の一種とされるシステム開発手法です。仕様変更に適応しやすい柔軟性と、サービスの開発スピードを向上させる生産性を備えています。
2週間程度をスプリントと呼ばれる単位として、その期間内に到達すべきゴールを設定して開発を行います。スプリントが終了するごとに成果物のレビューをして、評価を受け、次のスプリントにつなげるのが基本的な開発手順です。
また、スクラム開発は少人数のチームで行われることも特徴です。チームメンバーそれぞれが役割を担当して開発を進めるので、多くの作業を同時に進行できます。共有すべき価値基準や、必要な人材などを理解して、適切なチームを編成しましょう。
スクラム開発の採用を検討する際には、他のシステム開発手法との比較も必要です。そして、どの開発手法が自社の関わるプロジェクトに適しているか、慎重に判断してください。
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