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直帰率とは?調べる方法と目安や、高くなる原因と改善方法を解説

公開日:

2024/05/31

最終更新日:

2024/5/31

直帰率とは?調べる方法と目安や、高くなる原因と改善方法を解説

STANDS編集部

日々の業務で活用いただける実践的なフレームワークや、 知っておきたいSaaSのトレンドワード・キーワードの解説、 CS業務改善のためのヒントなどをお届けいたします。

直帰率とは

直帰率とは、WEBサイトにアクセスしたユーザーが、そのページだけを見て他のページに移動せずに、そのままWEBサイトを離脱してしまう割合を指します。WEBサイトを運営する上で重要な指標です。直帰率を正しく計測し、その意味を把握し、正しく改善することで、運営するWEBサイトの効果にも大きな違いが生じます。

直帰率という言葉はよく知られていますが、詳しくはわからないという方も多いでしょう。そこでこの記事では、直帰率の概要や、高くなる原因、改善する方法などを解説します。ぜひこの記事の内容を参考に、運営するWEBサイトの直帰率を改善し、効果を最大化する手がかりにしてください。

離脱率と直帰率の違い

直帰率と混同しやすい指標に離脱率があります。離脱とは、ユーザーがそのページを最後にWEBサイトの外に離脱してしまった割合です。例えば、ブラウザを閉じたり、別のWEBサイトに移動することが離脱とされます。

運営するWEBサイトの内部を回遊して数ページにアクセスした後で、別のWEBサイトに移動しても離脱とされます。その中には自分が知りたい情報を得られて満足して離脱したユーザーもいるでしょう。

それに対して、直帰とは最初のページで離脱したユーザーの割合です。つまり、WEBサイトにアクセスしてみたものの、欲しい情報が得られないと判断したであろうユーザーが多いことが推測できるのです。

直帰率が高いことの意味

直帰率が高いということは、ユーザーがWEBサイトを訪れた後、WEBサイト内の別のページに移動せずに、そのままWEBサイトを離れてしまっているということです。つまり、WEBサイトがユーザーの期待に応えられていないと考えられます。このWEBページで得られると思っていた情報がなさそうだと判断されたという可能性が高いのです。

ただし、例外もあります。ユーザーがWEBページにアクセスしてすぐに必要な情報を得られた場合や、1ページのみのWEBサイトでは、直帰率が高くても問題はありません。ページの特性や目的を加味して、個別のページについて直帰率を判断しましょう。

直帰率の調べ方

直帰率を調べるには、WEB解析ツールを使用します。最も一般的なツールはGoogle Analyticsです。Google Analyticsでは、サイト全体の直帰率や、特定のページ、流入元別の直帰率を確認できます。

直帰率の意味合いはページごとに異なります。そのため、基本的にページ別の直帰率を確認することがおすすめです。直帰率が高いページは、ユーザーの求めるニーズを満たしていない可能性があります。

また、流入チャネル別の直帰率を調べるのが有効な場合もあります。広告の種類などの参照元別に直帰率を調べるのも有効です。新しくなったGoogle AnalyticsのGA4では、直帰率と並んでエンゲージメントに関する指標が充実しています。今後はエンゲージメント率も直帰率と同様に注視する必要があるかもしれません。

直帰率を確認する方法

Google Analyticsで直帰率を確認する方法を具体的に説明します。流入別、ランディングページ別の直帰率の確認方法も解説するので、改善が必要なチャネルやページを見つけるヒントが得られます。

流入別の直帰率を確認する方法

新しくなったGoogle AnalyticsのGA4では、標準のレポートで直帰率を見ることはできません。データ探索を使って確認します。

1.画面左のメニューから「探索」をクリックし、新しいデータ探索を開始する「空白」を選択します。

2.データ探索名には「直帰率」と入力しておきます。

3.「指標」の横の「+」をクリックし、表示された指標の中から「セッション」をクリックして、さらに表示された項目から「セッション」と「直帰率」にチェックを入れ、画面右上の「インポート」をクリックします。

4.同様に、「ディメンション」の横の「+」をクリックし、「トラフィックソース」をクリックして開き、「セッションの参照元/メディア」をチェック、「インポート」をクリックします。

5.設定欄の「行」の「+」をクリックすると、「セッションの参照元/メディア」と表示されるので、クリックします。

6.同様に、設定欄の「値」の「+」をクリックして表示される「セッション」と「直帰率」をクリックします。

7.すると、画面右側に参照元/メディア別のセッション数と直帰率が表示されます。

8.タブに表示されている「自由形式1」をクリックすると名前をつけられるので「参照元別直帰率」など、わかりやすい名称に変更しておきましょう。

ランディングページ別の直帰率を確認する方法

上記の参照元別直帰率を複製して、ランディングページ別の直帰率を設定します。

1.作成した参照元/メディア別の直帰率のタブの右にある▼をクリックして、表示された「複製」をクリックします。

2.複製されてタブが増えるので、名称を「LP別直帰率」など、わかりやすい名称に変更しておきましょう。

3.設定欄にある「セッションの参照元/メディア」にマウスを合わせると、削除マークが表示されるので、クリックして削除します。

4.「ディメンション」の横の「+」をクリックし、「ページ / スクリーン」をクリックして開き、「ランディングページ+クエリ文字列」をチェック、「インポート」をクリックします。

5.設定欄の「行」の「+」をクリックすると、「ランディングページ+クエリ文字列」と表示されるので、クリックします。

6.すると、画面右側にLP別のセッション数と直帰率が表示されます。

直帰率の目安

直帰率の目安はWEBサイトやWEBページごとの特徴や性格によって異なります。そのため正確には、一般的な直帰率の目安というものはありません。大まかな直帰率の目安としては、40%〜60%くらいが平均値です。

ただし、ブログやニュースサイトなどの情報提供サイトでは、60%以上の直帰率も許容範囲とされることがあります。LPとなったページだけでユーザーが十分な情報を得て満足することが多いためです。

一方、ECサイトやリード獲得を目的としたWEBサイトなどでは、20%〜40%に直帰率を抑えるのが理想的とされています。これらのWEBサイトでは、ユーザーがWEBサイト内を回遊して情報を集めたり、ショッピングカートや申し込みフォームのページに移動したりといった行動が想定されているためです。

直帰率が高くなる原因

直帰率を改善するためにも、直帰率が高くなる原因を知ることは大切です。直帰率が高くなる原因はさまざまです。コンテンツの問題、WEBサイトの構造の問題、サーバーの問題などがあげられます。ここでは、直帰率が高くなる代表的な原因を紹介します。

ユーザーの求めている情報がない

ユーザーが求めている情報がWEBページに見当たらない場合、直帰率が高くなります。ユーザーは自分の見たいコンテンツを掲載しているWEBサイトではないと判断するためです。

この場合、ユーザーの検索意図とWEBページの内容が合っていない可能性があります。例えば、ページのコンテンツが、タイトルやメタディスクリプションと一致していない場合などです。

ユーザーのデバイスや環境に合っていない

WEBサイトがモバイルフレンドリーでない場合、直帰率が高くなる傾向があります。現在ではユーザーの7割以上がスマートフォンでインターネットにアクセスしています。PCでの利用を想定したWEBサイトは見にくく使いにくいため、離脱してしまうのです。

同様に、特定のブラウザで正しく表示されないWEBサイトも直帰率が高くなります。

ページの表示速度が遅い

リンクをクリックしてから、WEBページが表示されるまでの時間が長いと、ユーザーはページを閉じるボタンか戻るボタンを押して離脱してしまいます。多くのユーザーが、ページが表示されるまで待てないためです。

ページが表示されるまでに3秒かかると、50%のユーザーが離脱するとも言われています。

導線がわからない

WEBサイトにアクセスし、コンテンツに満足した場合でも、ユーザーが次に何をすべきかわからなければ、そのまま離脱してしまいます。例えば、内部リンクが目立たない場合など、ナビゲーションが不明瞭なWEBサイトがこれにあたります。

ユーザーが求める情報を得られて満足した

ユーザーがアクセスしたWEBページで必要な情報をすべて得た場合、満足して離脱することが増えます。その場合、ユーザー満足度は高いものの、直帰率が高くなることがあります。

SNSからニュースサイトにアクセスした場合や、他のツールを使って仕事をしている際に疑問を調べるためにアクセスしたFAQページなどが代表的な事例です。

直帰率を改善する方法

ここまで、直帰率を調べる方法と直帰率が高くなる原因を説明してきました。これによって、直帰率を改善すべきページを見つけて、その原因を考察することができます。ここでは、直帰率の高いページに関する、改善方法を説明します。

直帰率が多なくなる原因に合わせた改善

直帰率が高くなる原因ごとに、改善策が考えられます。代表的には以下の通りです。

コンテンツを充実させる

ユーザーが求める情報を明確に提供します。検索意図とのズレが生じないように、タイトルと内容を一致させます。

モバイルフレンドリーを強化する

レスポンシブデザインを採用し、モバイルデバイスでも快適に閲覧できるようにすることが基本です。

ページ表示速度を向上させる

画像の最適化、キャッシュの活用、サーバーの強化によるパフォーマンス向上などを検討します。

ナビゲーションを明瞭にする

ユーザーが次に取るべきアクションを明示し、分かりやすい導線を設置します。

追加コンテンツを提供する

関連するコンテンツなどへのリンクを設置します。ユーザーがWEBサイト内の他のページにも興味を持つように誘導しましょう。

CVRと直帰率の関係

コンバージョン率(CVR)と直帰率は相互に関連しています。直帰率を改善することで、CVRの向上も期待できます。

直帰したユーザーは、もちろんコンバージョンに至りません。ユーザーがサイト内で複数のページを閲覧し、最終的にコンバージョンに至る可能性を高めるために、直帰率を下げるべきなのです。

滞在時間と直帰率の関係

直帰率が低いページでは、一般的に滞在時間が長くなる傾向があります。ユーザーがそのページのコンテンツに興味を持ってじっくり見ていることが考えられます。つまり、ユーザーが満足しているのです。

また、直帰率が低くなれば、WEBサイト全体での滞在時間も長くなります。サイト内で複数のページを閲覧するためです。ユーザーがWEBサイトの内容に興味を持って、回遊してくれるようコンテンツやリンクを調整しましょう。

まとめ

直帰率は、ユーザーがWEBサイトを訪れた際に、他のページに移動せずにWEBサイトから離脱してしまう割合を示しています。ユーザーの満足度や検索意図とコンテンツとの整合性を測るために重要な指標です。

直帰率が高いページがある場合は、その原因を特定し、適切な改善策を講じることが必要です。改善方法には、コンテンツを充実させる、ページ表示速度を向上させる、モバイルフレンドリーにする、明確なナビゲーションを提供するなどがあります。直帰率を改善できれば、コンバージョン率や滞在時間の向上も期待できます。

ぜひこの記事で説明した、直帰率の調べ方や、直帰率が高くなる原因と改善方法を理解して、WEBサイトのユーザー満足度向上につなげてください。

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