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日々の業務で活用いただける実践的なフレームワークや、知っておきたいSaaSのトレンドワード・キーワードの解説、CS業務改善のためのヒントなどをお届けいたします。
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離脱率とは、ユーザーがWEBサイトのあるページを最後にして、WEBサイトから離脱した割合のことです。
離脱とは、WEBサイト内の他のページに移動せずにセッションが終了したことを指します。別のWEBサイトに移動したり、ブラウザを閉じたりする行動が離脱にあたります。また、Googleアナリティクスでは30分以上ブラウザが操作されなかったときや、午前0時をまたいだ時にも、セッションが終了と見なされます。
例えば、WEBサイト内で5ページの記事を閲覧した後でブラウザを閉じた場合、最後のページから離脱したとされます。離脱率を見ることで、WEBサイト内のどのページからの離脱が多いか把握可能です。
離脱率は、WEBサイトのコンバージョン率(CVR)や売上に関連する重要な指標となります。そのため、適切な管理と改善が必要です。この記事では、離脱率についての概要と、計測方法、改善方法などを解説します。離脱率を把握して、WEBサイト全体の改善につなげるための参考にしてください。
離脱率は以下の式で計算できます。
ページの離脱率 = そのページの離脱数 ÷ そのページのページビュー数 × 100
分母はWEBサイト全体のPV数ではなく、そのページのPV数です。
例えば、ABCDEの5ページがあるWEBサイトにおける、ページAについて考えてみましょう。
5人のユーザーが、以下のような行動を取ったものとします。ページを移動し、最後のページで離脱したものと理解してください。
・ユーザー1:A→B→C
・ユーザー2:A→B→C→D→E
・ユーザー3:B→C→D
・ユーザー4:C→B→A
・ユーザー5:E→D→C→B→A
5人のユーザーのうち、ページAから離脱しているのは2人です。しかし、ページAの離脱率は1/5の20%ではありません。ユーザー3はページAにアクセスしていないためです。
したがって、上の計算式に当てはめると、(ページA離脱率 = 2 ÷ 4 × 100)25%になります。
離脱率と似ている指標に「直帰率」があります。直帰とは名称の通り、ユーザーがWEBサイトにアクセスして、最初のページだけを見てWEBサイトを離れることです。例えば、検索結果やSNSのリンクからWEBサイトを訪問したユーザーが、そのWEBサイト内の別のページに移動せず、すぐに離脱するといったものがあります。
つまり、直帰率はユーザが1ページしか見ていないものを対象としているのに対して、離脱率は複数のページを移動した場合も対象である点が異なります。
Googleは以下のように定義しています。
離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。
直帰率は、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合を示します。
ページの直帰率は、そのページで始まったセッションだけが計算の対象になります。
離脱率が高いと、以下のような悪影響が生じる可能性があります。
重要なページからの離脱が多いと、コンバージョンにつながっていないことが推測されます。重要なページとは、LPや申し込みフォームなどのコンバージョン直前のページや、多くのユーザーがアクセスするPVの多いページなどです。
Googleはユーザーの滞在時間やWEBサイト内の回遊行動を評価すると言われています。そのため、離脱率が高いページはSEO評価が下がる可能性があります。
ユーザーが離脱してしまうのは、求めている情報が含まれていなかったり、次に何をすれば良いのか明確でないことが原因かもしれません。その場合、離脱率の高いページでのユーザー満足度は低いと考えられます。
ここでは、WEBサイト内の離脱率をGoogle Analyticsで確認する方法を説明します。そして、計測された離脱率をどのように判断するか、離脱率の目安や悪化する原因を解説します。
新しくなったGoogle AnalyticsのGA4では、離脱率という指標は用意されていません。そのため、WEBサイトの表示回数と離脱数を利用して算出する必要があります。
1.画面左のメニューから「探索」をクリックし、新しいデータ探索を開始するの「空白」を選択します。

2.データ探索名には「離脱率」と入力しておきます。
3.「指標」の横の「+」をクリックし、「ページ/スクリーン」をクリックして開き、「表示回数」と「離脱数」をチェック、「インポート」をクリックします。

4.「ディメンション」の横の「+」をクリックし、「ページ/スクリーン」をクリックして開き、「ページタイトル」と「ページタイトルとスクリーンクラス」をチェック、「インポート」をクリックします。

5.設定欄の「行」に「ページタイトル」「ページパスとスクリーンクラス」をドラッグ&ドロップします。

6.同様に、設定欄の「値」に「離脱数」「表示回数」をドラッグ&ドロップします。
7.すると、WEBサイト内のページごとの表示回数と離脱数が表示されるようになります。

WEBサイト全体の離脱率は、表の上部に表示されている「合計」を見ます。
離脱率 = 離脱数 ÷ 表示回数 × 100
上記の計算式で算出できます。
ページごとの離脱率の算出方法も上記と同様です。
ページごとに表示されている、離脱数と表示回数から算出できます。
表の上にはダウンロードボタンも用意されています。これをクリックすると、ページごとの数値をCSV形式でダウンロードできるので、一括での計算も可能です。

離脱率を算出できたら、WEBサイトやページを改善する手がかりになります。ここでは、離脱率の適正な範囲や目安について、そして離脱率が悪化してしまう主な原因を説明します。
離脱率はWEBサイトの特徴やページごとの役割などによって差があります。そのため、平均値といえるような数値はありません。
WEBページにアクセスしたユーザーは、いつかは離脱します。そのため、基本的にWEBページのユーザー数と離脱数は一致すると考えられます。また、各ページの離脱率を合計すれば、理論的には100%になります。そのため、WEBサイト全体で離脱率を低くすれば良いという考え方はできないのです。
ただし、ページごとに目的があるので、適正な離脱率の目安は設定できます。例えば、ECサイトの購入完了画面や、申し込みフォームを送信した後の送信完了画面は、そのユーザーが目的を達成したことを示します。そのため、離脱率が高くても問題ありません。ただし、ブログサイトの記事一覧画面の離脱率が高ければ、ユーザーの興味をひきつけられていないと考えられます。そのため、離脱率を低くする改善が必要かもしれません。
離脱率を改善すべきページの見つけ方や、離脱率が高くても構わないページについては、後ほど詳しく解説します。
離脱率が高くなる代表的な原因には、以下のようなものがあります。
ページの内容や掲載されている情報がユーザーの期待に応えられなければ、離脱されてしまいます。
WEBサイトを訪れたユーザーに、最初のページのコンテンツに触れた後、何をして欲しいかを設定しておくべきです。次にすべきことがわからなければ、離脱してしまうためです。
WEBサイト内に他のページよりも読み込みに時間がかかるページがあると、ユーザーはページが表示されるの待てずに離脱してしまう傾向があります。
WEBサイトの内容に興味を持ち、申し込みや会員登録をしようとしても、フォームが使いにくかったり項目が多すぎたりすると、ユーザーは離脱してしまいます。
離脱率を目安にしてWEBサイトを改善する際には、まず改善すべきページを特定する必要があります。離脱率の計算方法は既に説明していますが、離脱率が高くても改善の必要がないページもある点に注意が必要です。
まず、Google Analyticsを使って、ページごとの離脱率を算出してください。各ページの離脱率が計算できたら、離脱率順に並び替えて離脱率が特に高いページをピックアップするのがおすすめです。
離脱率が比較的高いページのリストができたら、改善すべきページを選びましょう。このときには、WEBページとしての目的、つまりコンバージョンを獲得するために影響が大きなページを優先します。
例えば、コンバージョンに直結するページは重要です。ECサイトならばカートページ、リードを獲得するためのサイトならば問い合わせフォームページなどが該当します。また、多くのユーザーがコンバージョンに至る過程で経由するページや、アクセスの多いページも大切です。
離脱率の高いページが、すべて改善すべき対象になるとは限りません。ページの目的や役割によっては、離脱率が高くても構わない、もしくは高い方が望ましい場合もあるのです。
例えば、FAQページや特定の情報を提供しているページなどです。ユーザーが目的としている情報が掲載されているページは、そのページでユーザーが満足するため、離脱率が高くなります。ナビゲーションなどでWEBサイト内の他のページへの移動を促すことはできますが、満足したユーザーに対する効果は低くとどまる傾向があります。
また、ユーザーがコンバージョンに至った後のページも、離脱率が高くても問題はありません。ECサイトでの購入が完了した後や、申し込みフォームを送信した後のページからは、ユーザーが離脱するのは想定される行動だからです。
ユーザーに離脱してほしくないページの離脱率が高い場合には、改善の対象となります。改善方法は、ページの役割、ユーザーのニーズ、離脱率が高くなっている原因などから判断します。ここでは代表的な改善方法を解説しますので、ページごとに適したものを選んでください。
ユーザーが求める情報をわかりやすく提供し、視覚的に魅力的で読みやすいデザインにすることが重要です。ユーザーが必要な情報を得られなければ、離脱してしまいます。検索ニーズを満たしているか検討し、ユーザーの期待に応えられるコンテンツを用意しましょう。タイトルとコンテンツの内容が一致しているかも重要です。
また、WEBサイトのデザインやユーザーインターフェースが使いにくくても、離脱は増えてしまいます。PCからのアクセスだけでなく、スマートフォンやタブレットでも使いやすいデザインすることも必要です。
ページの表示速度が遅いとユーザーにストレスを与えるので、離脱の原因となります。画像の圧縮、キャッシュの利用、サーバーのパフォーマンス向上などでページの読み込み速度を改善してください。
WEBサイトのページ速度はGoogleが公開しているツール「ページスピードインサイト」で確認可能です。客観的に表示速度を数値化して改善効果を見ることができます。
ユーザーがWEBサイト内で迷子になってしまっても、離脱率は高くなります。各ページにおいて、ユーザーが次に取るべきアクションを明確にし、関連するコンテンツへの内部リンクを強化しましょう。
具体的には、ナビゲーションメニューやCTAボタンを目立たせることや、ユーザーが興味を持ってくれそうな別の記事へのリンクを表示することが有効です。
フォーム画面は特に離脱率が高くなる傾向にあります。フォームへの入力や送信は面倒だからです。そこで、フォームの入力項目を最小限にし、使いやすくすることで、離脱率を下げることができます。入力フィールドのラベルを明確にしてわかりやすく説明し、入力サポート機能を使うのも有効です。
フォームは離脱率が高くなりやすいだけでなく、WEBサイトでのコンバージョン目前に迫っているページでもあります。そのため非常に重要で、高い改善効果も期待できます。
チャットボットやポップアップメッセージを導入し、ユーザーの質問や疑問にリアルタイムで対応できる、WEB接客の導入も効果的です。ユーザーが離脱する前に問題を解決することで、離脱率の改善につなげるのです。
導入することで、ユーザーがWEBサイト内で迷子になるのを防ぎ、次の行動を促せます。また、問合せフォームやFAQよりも簡単に疑問を解決できるチャットボットも離脱防止に役立ちます。
離脱率とは、あるページを最後にしてWEBサイトから離脱するユーザーの割合を示す指標です。ユーザーがWEBサイト内で想定した通りの行動をとってくれているか判断するヒントになる重要な指標です。離脱率が高いと、コンバージョン率の低下やSEO評価の悪化など、多くの悪影響を招く場合があります。
離脱率を改善するためには、ページごとの離脱率を確認し、特に重要なページを優先的に改善することが必要です。コンテンツの質の向上、ページ表示速度の改善、内部リンクの強化、フォームの最適化、WEB接客の導入など、多角的なアプローチを取り入れることで、離脱率の改善が期待できます。
ぜひこの記事で解説した離脱率に関する考え方、改善すべきページの選び方、離脱率の改善方法を、自社のWEBサイト運営に役立ててください。
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