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keyboard_arrow_rightSTANDS編集部
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近年多くの企業でDXが取り沙汰される中、注目されているのが「ノーコードツール」です。
ノーコードツールによって、コーディングの知識が豊富でなくとも業務効率化や利便性向上に資する開発を行うことが可能です。
是非とも活用していきたいツールですが、「具体的にどんなことができるのかわからない」「自社でも使いこなせるか不安」とお悩みの方も少なからずおられるのではないでしょうか。
この記事では、ノーコードツールに興味がある・今後導入を検討したいとお考えの方向けに、ノーコードツールのメリット・デメリットや選ぶ時のポイント、おすすめのツールを紹介していきます。
ノーコードツールとは、Webサイトやアプリケーションなどのシステム開発をコーディング不要で行うことのできるサービスを指します。
例えばWebサイトを開発する際、従来であればHTMLやCSSといったプログラミング言語によるコード記述を行う必要があり、コーディングの有スキル者の確保が必須でした。
しかし、ノーコードツールはソースコードの記述が不要なため、エンジニアでなくても迅速かつ容易に開発をすることが可能になります。
昨今ノーコードツールの注目が高まっている背景には、「デジタル活用の推進」と「IT人材の不足」の2点があります。
デジタルを活用した業務フローやビジネスプロセスの変革、いわゆる「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が推進され、多くの企業が取り組みを進めようとしています。
しかし、そこで出てくるのが「そもそも自社にマッチする既存サービスがない」「既存サービスを使いこなすためのスキルが不足している」といった問題です。
これらの問題を解決しようとすると自社にあわせたカスタマイズを検討することになりますが、それを実現できるプログラマーやエンジニアといったIT人材が社内に居ない、もしくは不足している、また新たな人材確保も難しい……というさらなる壁に突き当たってしまうことが多くあります。
このような「DX化は推進したいが、有スキル者が居ない」という状況を打開する有効な手段の一つが、ノーコードツールなのです。
また、ノーコードツールと似たツールとして「ローコードツール」もあります。
ノーコードツールの場合コード記述は一切必要ありませんが、ローコードツールの場合はある程度のコーディングスキルが必要とされます。
その一方で、一般的にローコードツールは開発の自由度がノーコードツールより高いという特徴がありますので、社内のスキルセットや実現したいシステムに応じて使い分けましょう。
ノーコードツールの利点や、特に利用が向いているシーンを解説します。
ノーコードツールのメリット・活用シーン
一般的な開発フローでは、要件定義を行う担当者からコーディングを担うエンジニアへ要求仕様を伝えます。
この際に問題となりがちなのが、認識の齟齬の発生、コミュニケーションコストです。
開発の目的や背景にある課題などの共有が不十分なまま実装を進めてしまい、結果的に実用に耐えないシステムが出来上がってしまうというのは、意外とよくある失敗です。
また、コミュニケーションをとるためには互いの時間や労力を必要とします。
その点、ノーコードツールを用いた場合は開発の目的・背景を深く理解した担当者自身が直接作業を行えるため、実際に求められているシステムと完成形のズレを防ぐことができ、伝達のためのコミュニケーションコストも抑えられます。
システム開発を新たに行う場合、開発スキルを持った人材の確保や教育のためのコストが必要となります。
ノーコードツールを活用することで、これらのコストを抑えることが可能です。
ツール上でコーディング不要の開発を進めることができるため、コーディングの知識がない非IT人材であっても比較的簡単にシステム開発を行うことができます。
前述のとおり、高い技術力を持つIT人材採用の難易度は増している傾向にあります。
そのような技術的なリソースが不足している状況下であってもデジタル活用を推進するために、専門知識に頼らず開発を行うことのできるノーコードツールは有効な手段です。
開発したシステムを実際に活用していくためには、継続的なメンテナンスや運用状況にあわせた改善が必要となります。
しかし実際のところ、外部委託などでシステム開発自体は完了できたもののその後の対応に苦慮するケースは少なくありません。
ノーコードツールを用いることで、最初の開発だけでなく運用中の改善も容易に行えます。
システムを用いる担当者自身が、実際の運用に即した形で調整を行うことができ、PDCAを回しやすいという点もメリットの一つです。
ノーコードツールは非常に便利なツールですが、万能ではありません。
ケースバイケースで有効にツールを活用できるよう、ノーコードツールの弱点や利用が向いていないシーンも理解しておきましょう。
ノーコードツールのデメリット・注意点
ノーコードツールは開発が簡単な一方、ツールで定められた一定範囲の機能しか実現できない場合が多いため、大規模な開発や複雑度の高いシステムの構築には向きません。
実現したいシステムの規模や複雑性によっては、ノーコードツールで開発を進めることでかえって手戻りが出てしまう可能性もあります。
ノーコードツールではテンプレートなどを用いることで、専門知識がなくとも定型的なシステムであれば容易に構築することができます。
その反面、細かな点のカスタマイズは難しいという点はデメリットです。
開発の簡単さと二律背反でもあるため、実現したい内容を考慮した上でどこまでのレベルであれば自由度や拡張性の制限を許容可能か、精査した上で導入しましょう。
ノーコードツールに頼って開発を行う場合、プラットフォーム依存が発生するリスクがあります。
すなわち、ツールの機能や価格といったサービス仕様にネガティブな変更が生じた際や、最悪の場合は提供終了となった際などに、システム開発・運用に大きな打撃を受ける可能性があるということです。
別のノーコードツールに移行するにせよ、移行コストや手間がかかったりシステムを開発しなおしたりする必要が生じます。
安定的なサービス提供がなされているかや提供会社の経営状況を確認の上、ツールを選定しましょう。
ここからは、さまざまな種類のノーコードツールが提供されている中から自社にあったツールを選定するためのポイントを解説します。
当然ながら「何のためにノーコードツールを導入するのか」という目的を明らかにした上でツールを選定しましょう。
ツールによってWebサイトやアプリなど開発対象としているものはさまざまですし、特徴や強みとしている機能も異なります。
システムの運用・改善も踏まえた長期利用を行うにあたっては、ノーコードツールの利用コストもチェックしておくべきポイントです。
ノーコードツールはSaaSとして提供されているものが多いため、継続利用時の料金シミュレーションを行った上で比較検討しましょう。
また、無料プランやトライアルが提供されている場合は、まずは試用してみて実際の使い勝手を試してみた上で有償導入することをおすすめします。
前述のとおり、ノーコードツールはスクラッチ型の開発と比較すると自由度や拡張性に制限があります。
ツールによって制限の度合いはまちまちであるため、カスタマイズ性がどのレベルまで必要なのかはツール選定時に確認しておくべきです。
カスタマイズ性は、簡単で直感的な操作性とある程度トレードオフです。
自由度にこだわるあまり使いこなせなくては意味がありませんので、利用者のリテラシーも考慮した上で精査しましょう。
ノーコードツールを折角導入したものの、自社の環境では使えなかった……という悲しい失敗をしないよう、事前にツールの対応デバイスや既存の利用中システムとの連携可否を確認しておきましょう。
また、既存の環境の確認はもちろんのこと、将来的に導入予定のシステムがないかやそれらとの連携の必要性など長期的な運用も踏まえた検討を行えることが理想的です。
ノーコードツール提供企業のサポート体制もチェックしておくべきポイントの一つです。
利用方法の問い合わせやトラブルシューティングに対応できる窓口の有無や、サポートにかかる費用、マニュアルやFAQなどの充実度などを確認しましょう。
特に海外製のノーコードツールを導入する場合、日本語でのサポートが受けられるかどうかにも留意しましょう。
最後に、SaaS型のノーコードツールの中からおすすめのツールを5つ、用途別にご紹介します。
デザイン、公開、CMSまでWebサイト作成に必要な一連の工程を簡単に完結させられるツールが「STUDIO」です。
利便性もさることながら、デザイン性の高いテンプレートが多数提供されている点も魅力の一つです。
リアルタイムの共同編集も可能なため、チームで洗練されたWebサイトを作り上げることができます。
ShopifyはWebサイトの中でも、ECサイト作成に特化したノーコードツールです。
ECサイトの作成・運営に必要なEコマース機能とPOS機能を兼ね備えています。
商材や事業規模にかかわらず多くのショップで導入事例がある点や、海外製のツールでありながら日本語専任のサポートが整備されている点も安心できるポイントです。
自社や顧客のDX推進にあたり、システム導入後の「定着化」に課題をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
Onboardingは、定着化のサポートに欠かせないチュートリアルの作成がノーコードで行えるツールです。
システムの利用状況やユーザーの属性に応じたターゲッティング機能も有しているため、作成は簡単でありながら効果的なチュートリアルを整備することが可能です。
NotionはWikiやFAQの作成からプロジェクト管理まで、情報共有を目的としたシステム構築に幅広く用いることのできるノーコードツールです。
用途に応じたテンプレートが多数提供されているため、目的に応じて選ぶだけで簡単に作成することができます。
利用する企業の規模に応じた機能・料金のプランが用意されている点も、使いやすいポイントです。
i-Reporterは紙帳票の電子化に役立つノーコードツールです。
使い慣れた帳票のレイアウトを大きく変更する必要がなく、またデータ入力方法もさまざまなニーズに即した方法を備えているため、現場への負担を最小限にしつつペーパーレス化を推進できます。
導入前の操作講習会やマニュアルといったサポートが充実しているため、担当者がITに詳しくない場合でも心強いでしょう。
この記事では、ノーコードツールのメリットやデメリット、選び方のポイントや具体的なおすすめツールを紹介しました。
自社にあったノーコードツールを上手に活用することで、技術的なリソースがなくてもデジタル技術を用いた業務効率化や生産性向上を実現することが可能です。
導入目的を明確にした上で、最適なノーコードツールを選びましょう。
Onboarding(オンボーディング)は、ウェブサービスにユーザーを導くガイドを設置するUI/UX改善ツールです。
エンジニアのリソースを使わず、ノーコードで簡単にチュートリアル、ヒントなどのガイドを作成することができます。ユーザー属性や利用状況を分析し、データをもとにした施策を実行・改善といった、PDCAに必要な機能をワンストップで提供しています。
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