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この記事では、IT業界のオフショアとは何かを解説していきます。また、IT業界におけるオフショアのメリットや課題点、成功させるためのポイントも解説するので、ぜひ確認してみてください。
オフショアとは、企業が海外に業務を移転することです。コスト削減や優秀な人材・専門知識の利用などを目的に、低コストで質の高い仕事を提供する国に外部委託をします。
IT業界のオフショア戦略では、ソフトウェア開発やシステム管理、カスタマーサポートなどのIT関連業務を、自国以外の低コストな国や地域に委託します。IT業界の主なオフショア国は、インド・フィリピン・中国・ベトナム・ウクライナ・ポーランドなどです。
IT業界におけるオフショアで期待できることは、コストが削減できること、優秀な人材を採用できること、納期タイミングの調整ができることです。それぞれの詳細を確認していきましょう。
IT業界におけるオフショアのメリットは、コストの削減です。先進国では人件費やインフラコストが高いため、開発業務を人件費の低い国に委託することで、企業はコストを抑えることが可能です。
具体的には、日本でエンジニアの年収は平均すると平均して400万〜700万円ですが、オフショアでよく選ばれるフィリピンのITエンジニアの年収は100万円〜300万円程度です。
また、オフショア開発は人件費だけでなく、オフィス運営や福利厚生、設備費用などの費用も削減できます。さらに、時差を利用し24時間体制の開発が可能なため、プロジェクトの納期を短縮できスピーディなリリースも実現でき、プロジェクト全体のコストの削減にも繋がるでしょう。
優秀な海外の人材を採用することも、IT業界がオフショアをするメリットです。インドやフィリピンなどには、IT分野における専門スキルを持つエンジニアが豊富に存在し、日本では確保が難しい高度な技術力を持つ人材を採用できます。
例えば、インドは、大学から質の高いIT教育システムがあり、実務経験が豊富なエンジニアが多いです。ソフトウェア開発やシステム構築の分野で、世界的に評価されています。一方、フィリピンも英語力に優れ、IT分野での競争力を持つ国として成長しています。
日本国内でエンジニアを探す場合、需要に対して人材の供給が見合わないことがあります。海外の人材を採用することで、不足した労働力を補うことができるでしょう。
納期タイミングを調整し、納期を短縮できる点もIT業界のオフショアのメリットです。オフショア開発をすると時差を活用して、日本が稼働を停止した後も、海外チームが引き続き作業を進めることができるため、時間を無駄にしない体制が整えられます。
例えば、日本のエンジニアが午前9時から午後6時まで作業を行い、その進捗をインドのエンジニアに引き継ぎます。日本の業務終了後も、時差を活かしてインド側が作業を続行できるため、24時間体制でプロジェクトが進行することが可能です。これにより、デバッグやコーディングなどの作業が効率的に行われ、開発スピードが向上し、納期短縮ができるでしょう。
オフショアにおける課題は、現地のスタッフとコミュニケーション、質が落ちる可能性があること、情報漏洩する可能性があることです。それぞれの詳細を見ていきましょう。
オフショア開発における大きな課題は、言語の壁です。オフショアの委託先となる多くの国では、日本語が通じません。また、文化や習慣の違いでコミュニケーションがとりにくくなるでしょう。
こうしたリスクを避けるためには、直接顔を合わせる定期的なミーティングで早期的にコミュニケーションのズレを解消することがおすすめです。また、コミュニケーション方法やツールを事前にまとめた明確なコミュニケーションガイドラインの設定をしたり、通訳による言語サポート導入したりしましょう。
特にITプロジェクトでは、精密な指示や詳細な仕様が必要なため、言語の違いが原因で誤解が生じます。作業品質の低下や納期の遅延につながるリスクに繋がるので、注意してください。
オフショア開発における課題は、品質管理の複雑さによる品質低下です。言語や文化の違いによって、指示の伝達がうまくいかず、意図した成果物が得られない可能性があります。また、曖昧な指示やデザイン感覚の違いも品質を下げる要因となります。
オフショア開発における品質低下を防ぐためには、複数の対策をしましょう。例えば、オフショア開発国との橋渡しのような存在であるブリッジエンジニアを配置すると、言語や文化の違いによる認識のズレを解消しやすくなります。ブリッジエンジニアは、開発の知識や多言語スキルが求められ、双方の意図を正しく伝える必要があります。また、明確な仕様書を作成することも重要です。具体的で数値化された指示をすることで、曖昧さを避け伝達ミスを減らせます。品質管理体制を強化し、コードレビューやテストを細かく行うことも不可欠です。
ITのオフショア開発において、ソースコードや機密情報の流出などの情報漏洩のリスクも課題です。オフショアは、途上国や新興国で行われることが多いため、日本よりもセキュリティ意識が低い場合があり、スタッフによる情報の持ち出しが発生する恐れがあります。
オフショア開発国での情報漏洩を防ぐためには、契約形態をラボ型にすることがおすすめです。ラボ型契約ではチームメンバーを固定でき、エンジニアの入れ替わりによるセキュリティリスクを軽減できます。また、現地に専用のプロジェクトルームを設け、入退室管理を厳密に行いましょう。手荷物の持ち込みを禁止し、監視カメラを設置して定期的にデータを確認してください。ネットワークは有線のクローズドネットワークを構築し、外部アクセスを防ぐ工夫も必要です。さらに、作業用PCやソフトウェアは日本側で準備し、使用状況を遠隔で監視しましょう。現地のエンジニアにはセキュリティ教育を徹底し、遵守状況を定期的に確認することも重要です。
対策を打っても情報漏洩が完全になくなるわけではありません。情報漏洩が発生した際の対応策も事前に整備し、迅速な対応ができる体制を構築しましょう。
オフショアを成功させるために、信頼できるパートナーを選ぶこと、長期的なパートナーシップを築くことが大切です。それぞれの詳細を確認していきましょう。
信頼できるパートナーを選ぶことが、オフショアを成功させるために重要です。信頼できるオフショア開発会社を選ぶには、技術力や実績に加えて、円滑なコミュニケーション能力やリスク対応力を確認してみてください。オフショア開発では、言語や文化の違い、時差、品質管理といった課題が存在するため、これらを乗り越えられる会社を見極めることが重要です。
具体的なポイントとして、開発実績と技術力を確認しましょう。会社の得意領域がアプリ開発やシステム開発のどこにあるのか、上流工程や戦略策定に強いかどうかも判断基準です。自社に似たプロジェクトの実績があるかも確認することで、成功率を高めることができます。
また、安心できる開発体制かどうかも重視しましょう。日本語でのコミュニケーション能力を持つブリッジエンジニアのスキルや経験、プロジェクトを担当する国内外のスタッフの配置など、事前に確認してください。開発体制の透明性や信頼性を確保し、コミュニケーションが円滑に進むかを確認することが重要です。
オフショアを成功させるためには、短期的な取引にとどまらず、長期的にパートナーシップを築くことが不可欠です。
定期的なミーティングや報告を通じて、継続的なコミュニケーションを維持することで、問題が早期に発見され、迅速な対応が可能となります。また、オープンな情報共有をすることでプロジェクトの進行や成果物に対して透明性を持たせ、信頼関係を強化できます。パートナーと共同で目標を設定し、双方が利益を享受できる仕組みを作ることでも、協力体制が強固になります。その他にも、オフショアチームのスキル向上の研修やキャリアのサポート、成功報酬やインセンティブ制度などを設けることで、メンバーのモチベーションを保つことに繋がります。
この記事では、IT業界におけるオフショアについて解説しました。
オフショアとは、企業が海外に業務を移転することです。IT業界のオフショアでは、ソフトウェア開発やシステム管理、カスタマーサポートなどのIT関連業務を、自国以外の低コストな国や地域に委託することを指します。
オフショアで期待できるメリットは、コストが削減できること、優秀な人材を採用できること、納期タイミングの調整ができることです。しかし、現地のスタッフとコミュニケーションがとりにくいこと、質が落ちる可能性があること、情報漏洩する可能性があることも覚えておきましょう。
適切な対応をとり、オフショアを成功させ、ビジネスを繁栄させていきましょう。
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