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keyboard_arrow_rightSTANDS編集部
日々の業務で活用いただける実践的なフレームワークや、 知っておきたいSaaSのトレンドワード・キーワードの解説、 CS業務改善のためのヒントなどをお届けいたします。
AIソフトウェアは、AI(人工知能)技術を活用したソフトウェアの総称です。人間の知能を模倣することで、様々なタスクを自動化することが可能です。
例えば、データ分析、予測、自然言語処理、画像認識、音声解析などを行うプログラムが開発されています。機械学習やディープラーニングなどの技術の発展とビッグデータの活用によって、AIソフトウェアの精度や機能は急速に向上しています。
そのため、企業も独自のAIソフトウェアを開発・利用することが増えてきました。自社の競争力を高めるためにも、AIソフトウェアを導入したいと考えている企業も多いでしょう。
とはいえ、AIソフトウェアはまだまだ一般的に普及しているとは言えません。活用できる分野や開発手順などがわからないという方も多いはずです。そこでこの記事では、AIソフトウェアの概要を解説します。
また、AIソフトウェアを一から開発するには大きなコストがかかります。そこで、汎用型のAIソフトウェアの活用が有効です。この記事では、おすすめのAIソフトウェアも紹介します。
ぜひ自社でのAIソフトウェア活用のための参考にしてください。
AIを活用したソフトウェアは幅広い用途に合わせて開発されています。ここでは代表的な4種類のAIソフトウェアを紹介します。
入力された命令に応じて、新しいテキストを生成するAIソフトウェアです。大規模なテキストデータを学習し、そのデータを使って自然な文章を生成できます。特にChatGPTが一般的に提供され始めたことで、広く認知されるようになりました。
入力した文章やキーワード、サンプル画像などから、新しい画像を生成するAIソフトウェアです。インターネット上の画像とテキストを学習することで、説明文にあった自然な画像が生成できます。
人の話した音声を文字に変換するAIソフトウェアです。スマートフォンやスマートスピーカーに組み込まれている音声認識機能が代表例です。また、議事録の作成や法廷記録など、文字起こしにも活用されます。
人間の言葉や文章を解析し、意味を理解するAIソフトウェアです。文章を要約したり、質問に答えたりする機能が実現されています。
AIソフトウェアは、ビジネスにおいてもさまざまな用途に活用されています。ここでは、主な活用分野を説明します。
マーケティングの分野では、消費者の好みの分析や、行動の予測などに使われています。ECサイトを訪れたユーザーの閲覧履歴などから興味のありそうな商品を分析して、おすすめ商品として紹介する機能などが代表例です。
また、BtoBの分野でも、営業活動を支援するAIソフトウェアが開発されています。顧客の行動履歴やリード育成段階から、どのようなアプローチが効果的かを予測できます。
AIソフトウェアを活用して文書作成や顧客対応を自動化することで、業務の生産性を向上させられます。特にルーティン業務はAIソフトウェアに学習させれば、素早く高精度の処理が可能です。それにより、各社員がより重要な作業や創造性の高い業務に注力できるようになります。
小売業や製造業では、需要予測をするAIソフトウェアが活用されています。過去のデータや市場環境から、精度の高い予測ができるようになってきました。
正確な需要予測によって、過剰在庫や廃棄ロスを防げます。また、在庫管理業務における人的ミスを防ぐことも可能です。
需要や売上の予測に基づいて、人員配置を不可分なく最適化できます。また、手作業ではミスが発生することの多い、労働基準法や就業規則に基づいた人員配置や労務管理も可能です。
AIソフトウェアの開発方法は、従来型のソフトウェアとは異なります。AIにデータを学習させる必要がある点が、最も大きな違いです。また、自社の課題がAIで解決できるものであり、そのためのAIソフトウェアを開発できるか、という根本の部分も検討しなければなりません。
ここでは、具体的なAIソフトウェア開発の手順を説明します。
まず、AIソフトウェアで解決したい課題を明確にすることが必要です。どのような課題があり、どのようなAIソフトウェアがあれば解決できるのかを検討しましょう。
AIソフトウェアにも得意な分野と不得意な分野があります。AIソフトウェアでは解決の難しい課題に、無理にAIを使おうとするのは避けましょう。
AIソフトウェアの活用が適している課題であることが確認できたら、解決方法が実現可能かを検証します。特に、AIソフトウェアの機能と精度を実現するための、機械学習に必要なデータの質と量が十分に得られるかが重要です。
また、費用対効果の検証も、この段階で行います。AIソフトウェアを開発したことでどの程度のリターンが得られるのか、例えば自動化による人件費の削減と開発コストの比較などを通して確認しましょう。
検証によってAIソフトウェアによる課題解決が可能であり、効果も得られると判断されたら、実際に開発を行います。必要な人材を集めて、体制を整えることが必要です。社内に人材が足りなければ、パートナー企業を探すことも手段になります。
開発手順は、一般的なシステム開発と大きく違いません。ただし、AIソフトウェアでは、AIにデータを学習させる必要があります。そのための学習アルゴリズムの設計、学習データの収集が欠かせません。また、何が正解かを教えるためのデータセットも必要です。
十分なデータ量が学習できないと精度が低くなり、実用レベルに達しないこともあります。データを収集にもコストがかかりますので、事前の調査が大切です。
開発したAIソフトウェアの運用を開始したら、事前に計画した通りの効果が得られているかを確かめましょう。想定した課題の解決ができなければ、AIソフトウェア開発の目的が達成できません。
もしAIソフトウェアの機能や精度に問題があれば、学習アルゴリズムを見直しや、データセットをチューニングなど、さまざまな修正が必要です。AIソフトウェアはまだまだ発展途上で、分野によっては開発事例も少ないので、検証と改善が重要になります。
AIソフトウェアを開発するには、プログラミングする方法と、汎用のAIソフトウェアを利用する方法があります。
プログラミングによって開発できれば、自社の課題と解決方法に最適なAIソフトウェアを作れます。しかし、プログラミングスキルを持ったAI開発エンジニアが必要です。そのため、一般的な企業にはハードルが高いでしょう。
そこで、広い用途に使える汎用のAIソフトウェアを利用する方法がおすすめです。プログラミングの知識がなくても、アルゴリズムの確認、データ入力、運用まで設定でき、AIを使えます。
多くのAIソフトウェアが提供されていますので、ここでは、自社に合ったAIソフトウェアの選び方を解説します。
まず、利用目的に合った機能を持つAIソフトウェアを選ぶことが重要です。AIソフトウェアには、機械学習、自然言語処理、画像認識などの機能があります。自社の課題を解決するための機能が強化されているAIソフトウェアを選ぶことが必要です。
AIソフトウェアの得意分野を把握しましょう。例えば、お問い合わせ窓口の業務を効率化したり、顧客からの要望をまとめたりするには、自然言語処理機能が大切です。
また、自社の潜在的な課題の解決や、将来的に使いたい機能も考慮すべきです。AI分野は進化スピードが早いので、活用範囲を広げることを前提に検討しましょう。
AIソフトウェアの操作性も重要です。特に専門的なプログラミング知識のない担当者が扱う場合には、操作性が開発スピードや運用時の効率に直結します。UIが直感的で理解しやすいか、必要な機能を簡単に見つけられるか、複雑な機能も理解しやすいか、実際に見てみましょう。
また、アップデートの頻度や方針も確認したい項目です。アップデートによってAIソフトウェアの機能が強化されますが、UIが大幅に変更されることもあります。どのようなUIが使いやすいか、好みや相性もあるので、選ぶ際のポイントになります。
無料で使えるAIソフトウェアもありますが、高機能のものや、サポート体制が整っているものは基本的に有料です。価格帯もさまざまなので、開発や利用のための予算も明確にしておきましょう。
また、利用料金の内訳も確認すべきです。初期費用が高いもののランニングコストは安いAIソフトウェアもあります。初期費用は安くすむけれど、使用する機能によってオプション料金が必要になるものもあります。開発したいAIソフトウェアに必要な機能を把握して、過不足ないものを選ぶことが大切です。
最後に、おすすめのAIソフトウェアを紹介します。自社の課題や目的に適したものを選んで活用してください。
Azure Machine Learning Studioは、Microsoftが提供するクラウドベースの機械学習プラットフォームです。ドラッグ&ドロップで簡単にモデルを作成でき、豊富なアルゴリズムとデータ処理機能が特徴です。データ入力・処理、機械学習アルゴリズムの設定、学習済モデルの検証ができます。
ただし、AzureML studioの機能は、Azure Machine Learning designerというサービスに移行しつつあります。今後はAzure Machine Learning designerを利用することになる点も考慮して導入しましょう。
###Neural Network Console
Neural Network Consoleは、ソニーが開発・提供するツールです。ディープラーニングモデルの設計・トレーニングができます。GUIベースで直感的に操作でき、プログラミングの知識がなくても扱いやすいのが魅力です。
画像認識・異常検知に強みがあることから、製造業で多く使われています。また、Windowsだけでなく、MacやLinuxなどさまざまなOSに対応していることも特徴です。
MatrixFlowは、株式会社MatrixFlowが開発・提供しているクラウドベースのAIプラットフォームです。高度なプログラミングスキルがなくても、マウス操作のみでAIを開発できる操作性が特徴のツールです。
データサイエンティストが行うレベルでの機械学習アルゴリズムの選定や、パラメーターのチューニングを自動で行ってくれる機能が用意されていることも魅力になっています。リアルタイムでのデータ処理や、高性能なモデル構築が簡単に実現できます。
https://www.ibm.com/jp-ja/watson
IBM Watsonは、IBMが開発・提供しています。自然言語処理、機械学習、データ分析など、さまざまなAI機能が使えるクラウド型のAIプラットフォームです。
ビジネス利用に適したツールセットが備えられていて、カスタマイズ性が高い点が魅力です。用意されているAPIを活用すれば、専門的なプログラミングスキルがなくても、自社の利用方法に合わせたAIソフトウェアを開発できます。
DataRobotはデータ分析や数値予測、画像認識などのディープラーニングモデルを作成できる機械学習プラットフォームです。操作性を重視した設計がされており、専門知識がなくても扱えます。
機能も十分に揃っています。データの前処理、自動特徴量抽出、データベース読み込み、自動モデリングなどが簡単に利用可能です。
AIソフトウェアは、AIを活用したソフトウェアです。様々なタスクの自動化、高度な分析や予測などを得意としています。さまざまな分野での課題を解決し、業務効率や生産性を向上させられます。急速に発展しているため導入している企業も増え、自社の競争力を上げるためにも活用すべき技術になりました。
AIソフトウェアは自社に適したものを開発し、事業に活かすことが可能です。課題に合ったAIソフトウェアを開発し、活用することが大切になります。一から開発するためにはプログラミングの専門知識を持ったエンジニアが必要になりますが、汎用のAIソフトウェアを利用することで比較的簡単に素早く、自社に適したAIソフトウェアを開発することもできます。
ぜひこの記事で解説したAIソフトウェアの開発手順を参考に、紹介したおすすめAIソフトウェアなどを使って、ビジネスを進化させてください。
STANDS編集部
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