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2022年06月09日

【事例6選】フリーミアムとは?メリットや設計のポイントを解説!

【事例6選】フリーミアムとは?メリットや設計のポイントを解説!

目次

  • フリーミアムとは
  • フリーミアムのメリット
  • SaaS領域におけるフリーミアムの事例
  • まとめ

フリーミアムとは

フリーミアムとは、基本的なサービスを無料で提供し、追加で有料プランを契約することで更に高度なサービスを提供するというビジネスモデルのことです。

期間に制限をかけるフリートライアルとは異なり、フリーミアムは無料で使用できる範囲を制限するという特徴があります。

フリーミアムは無料を意味する「フリー」と割増料金を意味する「プレミアム」を組み合わせた造語であり、無料サービスとして提供するサービスに制限を設けることで、機能や容量などの追加による課金から収益を得るビジネスモデルです。

 

フリーミアムのメリット

フリーミアムを取り入れることで以下の3つのメリットを得ることができます。

 

基本機能を無料で使えるため、導入ハードルが低い

基本的な機能やサービスが無料で使用できるということから、ユーザーにとっての導入ハードルが低く、気軽に利用開始してもらいやすいのはフリーミアムを提供する第一のメリットと言えるでしょう。

有料のサービスで求められる費用対効果や、稟議に必要な手続きを踏むことなく、利用開始できることが多いのも大きな魅力です。

このように導入ハードルが低いため、お試しでのユーザーを含め、幅広いユーザーに利用してもらえるようになります。

 

ユーザーを獲得しやすいため、口コミが広がりやすく、認知獲得に貢献

上記の通り、幅広いユーザーに活用してもらうことで、利用してみた感想や口コミが広がりやすくなります。SNSや社内で共有してもらうことで、更に認知を獲得できる可能性もあります。

また、ユーザーに利用してもらうことで顧客の母数が増えるため、サービスの有用性の検証がしやすくなります。

 

最終的に利益を生みやすい

広く認知を獲得し、無料ユーザーを増やすことで、サービスへの関心度が上がります。

そうした状況でサービス検証に基づいた改善を重ねることで、有料プランをより多くのデータを元にして設計することができます。

このように、ニーズを満たした有料プランを提供することで、アップセルに繋げる機会を増やし、契約数と利益の増収を見込むことができます。

 

SaaS領域におけるフリーミアムの事例

 

SaaS領域でフリーミアムモデルを導入しているサービスは多く存在し、成功事例も様々です。

その中でも特に有料プランの契約を増やしている事例を6つ紹介します。

(各サービスの説明は2022年6月時点のものです)

 

Google

Googleは無料で利用できるオンラインサービスを多く提供しており、その機能はメールやドキュメントの作成、クラウド上での写真や音楽の保管など多岐に渡ります。

これらの無料サービスにはオンラインストレージの制限があり、有料プランへと切り替えることでストレージを容量を増やすことができます。

これはデータを蓄積していくことで起こるストレージの増大というポイントに着目した容量追加型の収益モデルです。

また、有料プランには段階があり、提供する内容に合わせて金額に差が設けられています。各ユーザーに合ったプランを選択することができるという点も有料プランへと切り替えやすい理由の一つだと考えられます。

Zoom

Zoomはパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからも利用可能なオンラインミーティングサービスです。

昨今の情勢によってリモート化が加速し、多くの会議やセミナーなどがWeb会議システムを通して行われており、多くのユーザーを抱えています。

そこでZoomはいつでも多くの人々と長時間にわたって繋がれるという利点に着目し、利用人数と利用時間に制限をかける機能制限型の収益モデルを作りました。

プランの選択肢が多く、使用したい機能の規模に合わせて選択することができます。

有料プランの一つである教育機関向けのプランは現在、無償で提供されており、本プランの利便性の高さを知ったユーザーが今後、有料プランユーザーになるのではないかという見込みもあります。

Slack

Slackはコミュニケーションを円滑にするためのビジネス用チャットツールです。

自社のエンジニア間のコミュニケーションツールとして開発された背景があり、使いやすさを追求したサービスであるため、ビジネスや学校教育の場面で広く使われています。

Slackは基本的な機能を利用するだけなら、無料で使えますが、より高度に使いこなしたいユーザー向けに有料プランも設けています。たとえば、頻繁にコミュニケーションをとることで、メッセージが蓄積されていくという点から、閲覧できるメッセージ数に制限をかける容量追加型などの収益モデルを導入しています。

その他、プランによってはセキュリティやサポート面での違いもあり、企業やコミュニティの規模に合わせて選択が可能です。

HubSpot

HubSpotは顧客情報管理やWebサイトのアナライズなどができるマーケティングプラットフォームです。

HubSpotには大きく分けて5つのツールがあり、それぞれに機能制限型の有料プランが3段階存在します。

各ツールで機能制限型の有料プランにすることで、無駄なく、各企業の伸ばしたい部分に応じて、使いたい機能を選択したり組み合わせることができます。

HubSpotは無料プランも充実していることから、有料契約後に「イメージと異なっていた」などといった理由でのチャーンを防いでいます。

また、無料ユーザーであっても十分なサポートを受けられるため、サービスへの信頼度が高いところもHubSpotの特徴と言えるでしょう。

Eight

Eightは、法人向け名刺管理サービスで有名な株式会社Sansanの個人向けサービスです。

交換した名刺を撮影してアップロードするだけで、OCR処理と人力補正によって正確にデータ化され、クラウド上に保管されます。

名刺1枚からさまざまな情報へのアクセスが可能であるという点が強みであるため、Eightの有料プランでは、より多くの情報を閲覧できたり、アプローチが可能になるという会員限定型の収益モデルを採用しています。

有料プランでは、お礼メールの送信機能や共通の知り合いの確認などが可能になり、相手との繋がりを更に強固なものにするためのヒントを得ることができます。

このように無料プランを利用しているうちに、より多角的なアプローチをしたいと感じるようなサービス設計をしており、ビジネスSNSとしての地位を確立しようとしています。

Dropbox

Dropboxは代表的なオンラインストレージサービスです。

アプリをインストールしていなくてもブラウザからアクセスできたり、URLを共有するだけで大容量のファイルも共有できたりと、データ共有がしやすいという特徴があります。

このことから、Dropboxは無料プランであれば月々2GBまでという容量制限をかけ、より必要になったときにそれ以上に保存可能な有料プランを設定するという容量追加型の収益モデルを取り入れています。

GoogleドライブやSlackと同様にデータが蓄積することで有料契約に至るというサービス設計となっています。

 

まとめ

本記事では「フリーミアム」について、事例を交えて解説しました。

フリーミアム戦略において、無料プランから有料プランへと移行するためのポイントは、無料で使いながら基本的な機能の価値を感じてもらい、その上で生活や業務上なくてはならない追加サービスを提供することです。

必要性が高まることで、サービスの利用頻度やデータの蓄積が増え、機能や容量追加などといったアクションが生まれてきます。

そのためにも、まずは無料プランを多くのユーザーに利用してもらい、サービスの利便性の高さを実感してもらうことを目指しましょう。

 

【Onboarding】

Onboarding(オンボーディング)は、ウェブサービスにユーザーを導くガイドを設置するUI/UX改善ツールです。

エンジニアのリソースを使わず、ノーコードで簡単にチュートリアル、ヒントなどのガイドを作成することができます。ユーザー属性や利用状況を分析し、データをもとにした施策を実行・改善といった、PDCAに必要な機能をワンストップで提供しています。

 

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